「資格水増し」のための情報セキュリティマネジメント受験
1:今さらSGを選んだわけ
筆者は昨年に電験三種を取得したことによって保有する国家資格が合計10個になり、これでいったん国家資格集めは終了すると言っていました。しかし、「やっぱもう一つくらいほしいな」と思ったので再び何の資格を取るか考えることに。そこで目を付けたのが情報セキュリティマネジメント試験(SG) でした。
情報セキュリティマネジメント試験はITパスポートの次のステップと位置付けられており(図はIPA公式HPより引用)、スキルレベルは2、合格率は70%台。筆者はITパスポートはもちろん高度試験のエンベデッドシステムスペシャリストやネットワークスペシャリストも保有しており、明らかに取る順番がおかしいわけです。
じゃあなんでこの資格を選んだのかというと、表向きの理由としては
- 最近はサイバーセキュリティに関する講義を取っていてセキュリティに興味があった
- 就活において 「セキュリティ」と名の付く資格があると有利だと考えた
- Iパスを取ってから8年くらい経ったので知識をアップデートしたかった
というものがありますが、実際の理由は
- そろそろ就職活動も本格化するということでサクッと取れる資格を1つ取って就活で主張できる資格を水増ししたかった
- 本当は情報処理安全確保支援士(いわゆる登録セキスペ)が欲しかったけど更新料がめっちゃ高いうえに秘密保持義務まで付いてくるのでやめた
といった感じです。セキスペの更新料は本当にどうにかしてほしい…
2:止まらない学習時間の減少
先述の通り筆者は高度試験を2つ持っているのでほぼ勉強しなくてもいけるだろうくらいに高をくくり、準備期間は実質2週間程度でした。資格試験の回を重ねるごとに適当になっていっているような…
ネットに転がっている過去問解説だけでも対策は可能だとは思いましが、利便性とモチベーション向上のために以下の参考書を買いました。CBT(PC上で受験するやつ)の模擬プログラムがついていないのはちょっと微妙でしたが、全文PDFが提供されるので外出先でも学習ができて便利でした。
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学習の仕方としては
- とにかく参考書を通して読む+各章についている演習問題を解く
- IPAが公開したサンプル問題セットと最も合格率が低い年の過去問を解く
といった感じで、いよいよ過去問を1回しか解かなくなりました。これは単にサボったという理由に加えてCBTになってから問題形式が変わったうえに随時実施のCBTという特性上過去問が存在しなくなったので仕方なかったという理由があります。まあ、この記事を受験前日に下書きしているので実際は対策を完全にサボっただけなんですが。
3:SGを取るメリット
- 12/31:教科書到着
- 1/18: 「まあ行けるっしょ」 ということで試験申し込み
- 1/21:受験
という、随時実施のCBT方式だからこそ実現できるスピード感で受験してきました。CBTは受験したその場で点数がわかるのがセンター試験1日目の夜にその日の科目を自己採点するタイプである筆者にとってはうれしいです。しかも持ち物は本人確認書類のみでOKなので気楽に受験できます。当日は30分前から受け付け開始なので早めに行ってさっさと試験を開始し、見直しも含めて約60分で終了。
結果は835点でした。IRT方式での評価なので具体的に何問くらい間違えていたのかは不明ですが、正直なところちょっと低かったように感じました。600点以上を取ればいいだけなので別にどうでもいいんですが。
問題の内容に言及することは禁じられているのでこれ以上試験について言うことはないんですが、最後にSGを取ることにメリットはあるのかについて。先述の通りSGはそれほど難易度の高くない資格なのでこれを取ったからといって仕事に直結することはないでしょう。しかし、試験の内容(特に科目B)が情報セキュリティの「考え方」を身に着けるのに役立つので、学習する価値はあると思います。あと、情報セキュリティはあらゆる企業においてその重要性は増加しつづけると考えられるので 「セキュリティ」と名の付く資格を取っておけば人事が「お、いいね」と思ってくれる可能性は高いと思います。ただ、難易度が高くないから主張しすぎると逆効果ですが…
というわけで、私の国家資格集めは今度こそ一旦終了となります。果たして国家資格11個は就活に役立つのか、乞うご期待です。就活が終わり次第再開したいけどもう取りたいと思う資格がないんですよね。
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