タクテク2
昭和歌謡好き大学院生の雑記

電工2種技能試験で役に立った工具・練習法

1:時間勝負

 第二種電気工事士技能試験は40分と時間の余裕があまりないので、いかに効率的に作業を行うかが重要となります。 そこで今回は、筆者が受験した際に実際に役に立った工具や道具を紹介するとともに、練習のコツや便利な小技を紹介します。

2:最強工具「VA線ストリッパー」

MCC VA線ストリッパー パッケージ

時間が足りないならお金で解決、このVA線ストリッパーはかなり高価ですがとにかく最強です。 これは、一握りするだけでケーブルのシースor被覆を剥けるというMCCのVA線ストリッパーです。 この形のストリッパーを世界で初めて開発したのはMCCだそうです。

MCC VA線ストリッパー 使用方法

 こんな感じで電線を挿入→にぎるを2セット行うだけでシースと被覆を除去できます。 写真は2Cの線ですが3Cにも対応しています。 また、柄の部分にはスケール(定規)が付いているのも地味に便利です。

MCC VA線ストリッパー 仕上がり

 仕上がりもきれいで、きちんと刃の調節が行われていれば導線を傷つけることもありません。 そして、しばし出題される切断しづらいエコ電線(EM-EEFだったかな)にもしっかり対応しています。 導線を傷つけると線が短くなってしまい、場合によっては長さが足りず詰むので、これなら失敗知らずで安心です。

 今は後継モデルになっているみたいです。私のやつには付いていない折りたたみフック(工具を閉じたままにしておくやつ)が付いているのは便利そう。 私はタコ糸で輪を作ってフック代わりにしていました。

MCC VA線ストリッパ エボリューション 右利き用 VS-R1623

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3:地味に便利「マッキーノック」

ノック式マジック マッキーノック

 次に便利だと感じたのは、ノック式の油性ペン「マッキーノック」です。 ケーブルの切断・加工で印を入れることがあると思いますが、このマッキーノックならキャップの付け外し時間が短縮されるのでおすすめです。 試験はとにかく時間との勝負なので、「キャップがどっかいった」みたいなことで時間を取られないためにもノック式油性ペンは1本欲しいところです。 先程のストリッパーを使う際も「合格ゲージ」みたいなのがないのでこれで印を入れてから使用していました。

ゼブラ マッキーノック 細字 (緑) P-YYSS6-G 【20本セット】

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4:手の疲れ防止に「電工名人 強力ニッパ」

フジヤ ニッパー パッケージ

 次はニッパです。私は最初、安売り500円で購入したニッパを使用していたのですが、VVF2.0-3Cとかになるとかなり切断に力が必要でした。 そこで、VA線を切断するために設計された高級なニッパがあると手が疲れず便利です。今Amazonで見ると結構値下がりしていますが、 購入時は確か4000円くらいして高かった思い出があります。こいつはフジヤの「電工名人 強力ニッパ」という商品です。

フジヤ ニッパー 刃

 刃は「マイクロミラーブレード」とかいう加工になっていて表面はツルツルです。フジヤクオリティでVVF2.0もスパッと切断してくれました。 やっぱりペンチ・ニッパはフジヤがカッコいいです。

フジヤ ニッパー

 ちなみにですが、筆者は修正用の小型ニッパとセットのフジヤ二刀流で試験に挑みました。後、ラジオペンチもフジヤです。まあ、1本で十分だけど。

フジ矢 電工名人強力ニッパ (VA線切断) 200mm 刃部鏡面仕上げで切れ味抜群 770-200

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5:練習の注意点「机を狭くせよ」

 ここからは練習方法について書いていきます。まず、練習する際は狭い机で行いましょう。試験会場の机は普通の会議用机なので割と狭いです。 なので、私はワイドタイプの学習机の両端に工具箱を置くことであえて狭くして練習しました。
 練習回数についてですが、私は全問題を1回ずつ行いました。2回のほうが安心ですが、結構時間が掛かりますし何より材料費もかさみますので ある程度電気に関わりのある人であれば1回ずづでも問題ないように思います。
 練習用部材は、自分で揃えてもいいですが結構面倒なのでセットで買う方がいいと思います。私が購入したセットには部材とともにVHSをダビングしましたみたいな 古臭い解説DVDが付いていて「これいらねえな」と感じていましたが。

6:まとめ

 率直な感想としては、結構お金を使ったって感じです。実は技能試験の練習をサボって1回落ちてますし、工具代・部材代もそれなりにかかります。 また、日曜に試験を受けるためだけに兵庫から大阪まで技能試験を受けに行ったので交通費もかかりました。 しかも、免状の申請費用がやけに高い。一陸特は申請費用2000円弱だったのに…。

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