岡田有希子とカフェゼリー:平成世代の昭和歌謡収集記
1:シングルレコード「もどき」
平成世代の昭和歌謡レビュー第3回。今回は岡田有希子シングル集「ゴールデン☆アイドル 岡田有希子」のレビューです。 ダウンロードではなくあえてCDを買う理由についてオタクが語ります。
岡田有希子さんは80年代アイドルを代表する一人ですが、18歳で自ら死を選んだという点が良く知られています。 しかし、今回はあくまで「曲」のレビューということでそういう方向にはいかない方針で執筆します。
このCDは岡田有希子のシングルA/B面が全て収録されています。こういうのってサクッと曲を集められるので便利です。 18曲で3000円、1曲167円くらいなのでコレクター向け製品ながらさほど高くはないかな。
そして、このCDはシングルレコード風になっています。わざわざCDに台紙をつけてシングルレコードのサイズに変換してあります。しかもCDは「ゴールデン」。 芸が細かいですが、個人的にはケースに入れて盤面はしっかり保護してほしいです。 ちなみに、最初に開封したときどこにCDが入っているのか分からなかったのは内緒です。
2:あえてCDを買う理由
付属のブックレットはフルカラーで当時のシングルのレコードジャケットが全て掲載されています。 シングルレコードサイズなので写真もデカいです。 発売前に有希子さんが亡くなってしまったため発売中止となったシングル「花のイマージュ」のジャケットも掲載されています。 字体の昭和感がいい感じです。
外装の内側は全面フルカラー写真になっています。こういうのいいよね。元々私は音楽はダウンロード購入する派だったんですが、 こういうのが付いてくるのでやっぱCDっていいよなと感じます。その分出費は増加してますが。
3:「王道」のアイドル
曲の印象としては「王道」って感じですかね。可愛さ最優先の「ザ・アイドル」といった印象があります。 全体的に「作詞作曲・竹内まりや」の割合が高めです。
それ以外にも、康珍化さんや松任谷正隆さんなど、昭和歌謡を集めているとよく見かける名前が並んでいます。 そして、昭和歌謡あるある「ムダに英語を入れてくる」という傾向もしっかりつかんでいます。
というか、この記事を書いていてふと目に留まったんですけど岡田さんは本名は「佐藤さん」だったんですね。なんか違和感…
4:カフェゼリーが見つからない
この時代のアイドルソングって大抵化粧品かお菓子のCMソングになる傾向があり、例えばこの「ファースト・デイト」という曲はグリコの「カフェゼリー」 というコーヒーゼリーのCMソングになっていたそうです。なんで、この「カフェゼリー」とやらを食ってみるかと思ったんですがこれが全く売っていないんですよね。
そんな感じでスーパーに行くたびに探していたのですが、最終的に和歌山で展開しているスーパー、オークワで発見。 カップが盃状になっていて、その足部分にシロップが刺さっているという結構凝った作りをしています。 食レポはムズいのでまあ美味しかった、という感じで終わらせます。80年代を感じられるかなと思ったんですが、感じたのは高級感でした。 もっといろんなところで売ってくれないかな…