高コスパなBluetoothイヤホンを求めて:ELECOM LBT-RH1000
1:あくまで低価格で
これまでエレコムのLBT-HPC12という、かなり低価格なBluetoothイヤホンを使ってきましたが、元々容量の少ないバッテリーがへたり、いよいよ使い勝手が悪化してきたので買い替えることに。 WalkmanユーザーなのでSONYのハイエンドなものを購入しようかとも検討しましたが、コスパの良さそうなこいつをチョイス。
また、店頭で試聴した結果、エレコムとSONY以外のメーカーは僕のWalkmanと相性が良くなかった(音量調整がWalkman側でできない)という理由もあります。 以前エレコムだったから今回も同じメーカーという理由もありますが…
「究極」らしいですよ。3500円以下で究極が手に入るならお買い得ですね。
特徴的なスペックをまとめると
- Qualcomm aptX,aptX LL対応
- マルチペアリング対応(8台まで)
- マルチポイント対応
- 連続再生時間:4.5時間
- 左右の重量を合わせるためバッテリー部は左側に配置
- BASSブースト機能搭載
- カメラシャッター機能付き
といった感じです。なかなか高機能ですね。
参考:マルチポイントとマルチペアリングって?
ちなみに、マルチポイントとマルチペアリングの違いを簡単にまとめると、
- マルチポイント:複数機器から同時に接続できる機能で、このイヤホンの場合は例えば2台の携帯電話に接続して両方の通知音を受ける、みたいなことができるみたいです。
- マルチペアリング:複数の機器との接続情報を記憶できる機能で、例えば僕の場合はPCとスマホ、音楽プレーヤーの3台の機器でこのイヤホンを使いますが、一度設定すれば接続機器を変えるときにいちいち ペアリングを行わなくてよい、という機能です(とても便利)。
2:付属品
付属品は本体、イヤーピース3種類、充電用USBケーブル(A⇔microB)、取説でした。いたって普通ですね。
イヤーピースは3種類と、少なめです。そして、なぜか中心が赤色…
3:外観
このように、操作部とバッテリー部を分けることで重さを左右均等に近づけています。スイッチは電源やペアリングを兼ねた再生ボタンと音量ボタンとシンプルです。 音量ボタン長押しで曲送り・曲戻しができます。操作部のデザインは…「四角い」です。そして、スイッチの押し具合は非常にチープです。そしてなにより、ケーブルが細くて心許ない。
充電は操作部から。USB端子にキャップが付いているのはありがたい(防水ではありませんが)。 連続再生時間は4.5時間で、競合製品と比べるとかなり短いです。実際の使用可能時間もだいたいこのくらいです。 なぜかエレコムのBluetoothイヤホンは連続再生時間が短い傾向にあります。
僕の買ったブラックでは、エンクロージャー部はテッカテカです。しかしながら、汚れや傷はそれほど目立たないです。
4:機器接続
再生ボタン長押しでペアリングモードという、一般的な操作方法でペアリングできます。まずはWalkmanに接続。このWalkman(NW-A35)はSBCとLDACのみの対応でaptXには対応していません。よってSBCで接続されました。 操作も問題ないです。
次はデスクトップPC。Windows 10は標準でaptXに対応しているのでaptXで接続されました。音量操作も問題なく可能です。 このイヤホンはステータスランプで接続したプロファイルが確認できるので便利です。青3階点滅ならaptXです。 本当にaptXはローレイテシなのか、という点ですが本気の検証は面倒なのでやりません。少なくともテレビを見ていて違和感はなかったです。
接続速度は普通ですかね。そして、マルチペアリング対応なのでWalkmanとPCをシームレスに切り替えられます。 ちなみに、マルチポイント対応ということでPCとWalkmanの両方に接続してみましたが、どうやら排他利用になるみたいです。接続はできるけれどどちらかがオーディオリソースを開放するまでもう一方の音は鳴りませんでした (この結果は接続機器によって変わる可能性があります)。
5:音質
そして、肝心の音質ですが、結構いい感じです。普段僕が使っているオーディオテクニカのオープンエアーヘッドフォンに比べれば歴然とした差がありますが、 少なくとも安物によくある「音のくぐもり」は少ないです。ただ、残留ノイズが気になることがしばしあります。 また、高音が耳につく場合もありますが、気にならない日もあるので単に私の耳の問題かもしれません。とりあえず、必要十分な音質です。
また、低音はバスブースト機能が備わっているのでそれで補えばそれなりに出ます。「それなり」ですけどね。 ちなみに、バスブースト機能は音量上下を同時短押しで切り替えられます。初期値はONで、(僕の耳を信じるならば)同時押しして「ピー(→)ポー(↑)」でOFF、「ピー(→)ポー(↓)」でOFFみたいです(伝わるかな…)。 普通は逆な気がします。
6:総評
このイヤホンの良いところ
- 有名メーカー品で低価格
- 高機能
- 必要十分な音質と使い勝手
イマイチなところ
- デザインが微妙
- 質感が安っぽい
- バッテリー駆動時間が短い
「究極」かどうかはさておき、この価格帯でここまで高機能なものはなかなかないので、特にサブのイヤホンとしておススメです。